エンジニアの新人教育にRPAを採用してみた その1
エンジニアの新人教育としてRPAロボを採用したことがあるのでそのときのことを書きます。社内の総務が使うロボを新人が開発し私はサポートしていました。
そのとき感じた新人にやってもらうメリットを書きます。
①通常のプログラム開発よりとっつきやすい
「変数」「ループ」「繰り返し」「エラーハンドリング」など
RPAロボ開発は他のプログラミングでも必要な要素を含んでいる。
はじめっからガリガリ書くのではなく、処理の一覧(UiPathでいうとアクティビティ)
が用意されているので初心者でも取り組みやすいんです。
②システム開発のドキュメントの書き方の基礎が学べる
「RPAロボの入力、出力を意識する」
「分かりやすい日本語で表現する」
「フローチャートを書く」
「ユーザに見える箇所を意識して書く」などRPA開発でもドキュメントの書き方の基礎が詰まっている。開発スキルだけじゃなくて表現も身に着けられるわけです。
大きなシステムの一部だけ開発してもらうんではなく、小規模開発なのでロボ一つ
で基本的なことを一通り身に着けてもらえました。
③緊張感があるので、モチベーションが上がる
ユーザが近くにいること、実際に使ってもらえるロボを作るので
「やらなくちゃ」という気持ちに新人がなってくれやすいです。
新人教育では既に動いているシステム開発を真似してみてね という「なぞり開発」があるんですが、それだと本当に動くものを作っている訳ではないからモチベーションが上がらないんです。何でもいいから実際に使ってもらうことで自信もつきますね。