RPA(パソコン作業の自動)化基準である、定型作業とは?繰り返しが多いとは?
業務をRPA化する基準としてよく言われているのに下記の2つがあります。
①定型的・単純作業であること
②繰り返し作業であること
実際のRPA化対象業務の選定のときにこの2つの基準がどう使われるか、を紐解いていきたいと思います。
①定型的・単純作業であること
→この表現だと意見が分かれそうですね。
何度も同じこと言っていますが、意外と業務中に人間は判断しています。
業務を一つ一つ分解していくと、単純でも処理パターンが実は10通りもあったり、システムの処理結果によって差し戻しがあったりと実に様々です。
パターンによって参照するシステムが違ったりもします。
現場部署から単純作業です。と言われて実際ヒアリングに行くと、実は人間の判断が細かく入っていた、なんてことはザラにあります。
まずは自分の業務を
「書き出す」ことで冷静に見つめ直すことができますよ。
②繰り返し作業であること
→これも何回なのかが不明確な基準ですよね。
5回繰り返したらそれでRPAロボット化することにメリットがあるのか(正直ないことが多い)?はたまた100回の繰り返しなのか?
一つの顧客に対して5回繰り返しで検索があるという意味で繰り返しなのか?
(繰り返しの単位も複数あるときがありますよ)
もちろん繰り返しが多ければ多いほどメリットは出ます。