実際の業務でテストして直す~RPAロボの育て方~
RPAロボの稼働テストにどれだけ時間をかけるか、によりロボ開発スピードは変わる。
そしてエンジニアでない方々にとっては何にそんなに時間かかっているかも理解しづらい。
どこまでテストしてから実際の業務で使うか、の基準はまちまちだろうが、ベンダーがRPAロボを作成する場合は重厚に時間かけてテストをしていることも多い。(だから時間かかるんだね)
テストする目的は簡単に言うと、Aって項目を入力したかったんだけ本当はBを入力してた、とか
クリックするところ間違えていましたー、とか、最後にやること漏れてましたー(;'∀')とかいう意図しない挙動を防ぐもの。
結構大事な工程なのだ。
このテストを最低限やったところで実際の業務でRPAロボットを稼働させてあげると時間がかかりにくい。
そのときのコツは人手でやったときと、ロボで処理した結果を比べてあげるということ。このことで意図していないロボの処理誤りを防ぐことができる。
作成時には想定していなかった業務のパターンが発生したことRPAロボでは処理しきれなくなることもあるので、
業務パターンの洗い出しにも業務テストは有効である。
ロボ作る→軽くテストして一連の処理が動くようにする→業務で使ってみる
→動かなかったところ直す→また業務で使ってみる→何かあったらまたロボを直す
何も知らないわが子を業務できるように育てていくイメージでロボを改良していくのだ。
の繰り返しをするイメージ。これで実際に起こる業務パターンで効率的にテストができることになる。
(エンジニアはどんな業務があるか、の想像をしながらテストをしているんですよ)
データ作成するロボなら、できたデータをチェックする、
データを入力するロボなら送信ボタンを押す直前で止める、などして本当の業務につながらないようにしておけばテストできます。