RPA(PC作業の自動効率化)を通じて個人が輝く社会を作る、パソコン業務生産性アップアドバイザー神崎玲奈のブログ

大手会社向けにRPA(簡単に言うとマクロのようなPC作業の自動化のこと)の経験があります。削減した業務時間は年間8000時間以上。 私の夢はRPAって何?という人でもRPAツールを使いこなして業務改革をするだけでなく、その先の個人の幸福を実現することです。 RPA関連の情報が知りたい人におすすめのTwitterアカウント15選に選ばれました!Twitter名 @aimaruleira

UiPathのClick 動作 RPA(PC業務の自動化技術)は必ずしも人手の作業の代替ではない?

UiPathユーザにとってのお馴染みのアクティビティ(処理のこと)Click(普通のクリック動作)のオプションについて書きます。

よーく見てみてると人間の動作と同じことをしている訳ではないので、本当なら人手での作業結果と一緒かどうか突き合わせて確認した方がいいと思っています。

 

・Click Activity

①Simulate Click

→バックグラウンドでの実行になるため、一番動作が早い。縦長の画面のときに画面横のスクロールバーの操作をしなくてもボタンを押せる。

ただしこれを使ったところでRPAロボットが異常終了した場合、エラー時の画面だけ見ると

「どこで異常終了したのか?」が分からなくなることがあります。

スクロールしてないからどこ押したか分からなくなるんですよね。。

 

 

②Send Window Messages 

→人間が動作しているとき、パソコンがどうやってクリック動作を実施するかっていうと、①OS(Windowsなど)がクリック動作を認識 ②OSが操作中のアプリケーションに「クリックしたよ」という指示を送る という二段階なんです。

このオプションは①を飛ばして②をやってくれる訳です。当然ながら人手より早いです。

 

③Default

→人間のクリック動作と同じ。

 

こういうところ理解して使うって難しいんじゃないかなーって思います。

だからこそRPAエンジニアには需要がありそうですね。