UiPathのClick 動作 RPA(PC業務の自動化技術)は必ずしも人手の作業の代替ではない?
UiPathユーザにとってのお馴染みのアクティビティ(処理のこと)Click(普通のクリック動作)のオプションについて書きます。
よーく見てみてると人間の動作と同じことをしている訳ではないので、本当なら人手での作業結果と一緒かどうか突き合わせて確認した方がいいと思っています。
・Click Activity
①Simulate Click
→バックグラウンドでの実行になるため、一番動作が早い。縦長の画面のときに画面横のスクロールバーの操作をしなくてもボタンを押せる。
ただしこれを使ったところでRPAロボットが異常終了した場合、エラー時の画面だけ見ると
「どこで異常終了したのか?」が分からなくなることがあります。
スクロールしてないからどこ押したか分からなくなるんですよね。。
②Send Window Messages
→人間が動作しているとき、パソコンがどうやってクリック動作を実施するかっていうと、①OS(Windowsなど)がクリック動作を認識 ②OSが操作中のアプリケーションに「クリックしたよ」という指示を送る という二段階なんです。
このオプションは①を飛ばして②をやってくれる訳です。当然ながら人手より早いです。
③Default
→人間のクリック動作と同じ。
こういうところ理解して使うって難しいんじゃないかなーって思います。
だからこそRPAエンジニアには需要がありそうですね。